Ⅰ. 参加したインターン先について
社名 | P&Gジャパン |
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部門名 | PS |
選考時期 | 7月上旬 |
Ⅱ. 選考について
選考ステップ
説明会 → エントリーシート → 1次面接 |
説明会
開催時期 | 8月上旬 |
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時間帯 | 13:00~19:30 |
どのような内容でしたか? | 理系学生向けのインターン「Innovation Summit」の説明会だった。 「Innovation Summit」からは、「R&D部門」、「PS部門」、「IDS部門」の3つの部門にエントリーすることが可能であるため、説明会においても、その3つの部門の社員が説明会を開いた。 各部門に40分の時間が与えられ、それが3セットで合計120分のセミナーであった。 (部門の交代時に、5分ほどの休憩が与えられた。) セミナーの間は、1グループに5人程度になるよう配属され、各部門の説明を聞きつつ、所々で簡単なワークに取り組んだ。 ワーク中は、1テーブルに1人の社員が付き、ワークのヒントをくれた。 また、最後には質問対応をしてくれた。 セミナーが終わった後、英語と数学のテストを合計3時間かけて受けた。 |
所感・印象・その他について教えてください。 | あくまでも会社と部門を知って貰うためのセミナーであり、セミナー中に学生を評価しているようには感じなかった。 直後にあるテストのみが、選考に関係していると思われる。 |
エントリーシート
質問項目 | 【Ⅰ】あなたが、解決したい課題や問題について、重要な関連性のある情報(データや事実など)を見出し、その課題や問題の根源をつきとめ、解決策を提案した結果、望ましい成果を挙げた経験について述べてください。(全角半角問わず500字から700字程度) 【Ⅱ】あなたがグループの中でリーダシップをとって、方向性を示し、グループメンバーから協力を得て優れた結果を出した経験について説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度) 【Ⅲ】あなたが、これまでに著しい結果(学校、コミュニティー、仕事などを含む)を出したときのことを教えてください。(全角半角問わず500字から700字程度) 【Ⅳ】あなたの周りで起こった変化によって、いつもより柔軟になる事が必要になった時のことを述べてください。その時の状況を説明し、あなたがどのように対処したのか教えてください。(全角半角問わず500字から700字程度) 【Ⅴ】あなたが、異なる背景、経歴又は考えを持っている人々と、建設的な関係を築き上げ、よりよい結果を得た例をあげてください。(全角半角問わず500字から700字程度) |
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ES記入時に留意した点 | 自分が実際に何を行ったのか、そしてそれによってどのような成果が得られたのかを、明確に書くようにした。 |
結果連絡 | ES提出期限の一週間後に、合格の通知と次の面接日時の連絡が来た。 |
1次面接
社員の数・役職 | 1人 工場長 |
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学生の数 | 1人 |
会場 | 初台のセミナールーム |
時間 | 30分程度 |
進め方について教えて下さい。 | 一問一答形式 |
どのような質問をされましたか? | まず、「自己PRをしてください」と言われた。 それ以降は、ESに書いてあることを深掘りするような質問が続いた。 ESに他の志望企業を書く欄があるのだが、それらを志望する理由及び、それらと比べP&Gのどこに魅力を感じているのかを問われた。 |
どのような雰囲気でおこなわれましたか? | 口調は穏やかだが、鋭い質問を投げかける時は威圧的な態度を感じた。 |
所感・印象・その他について教えて下さい。 | 論理的思考力、コミュニケーション能力などを中心とした就活生の能力を見ているのは勿論、P&Gへの志望度を探ろうとする意図を感じた。 |
結果連絡 | 5日後にメールにて連絡を頂いた |
Ⅲ. インターンの内容について
開催時期 | 9月下旬 |
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実施期間 | 2日間 |
会場 | 高崎工場 |
報酬・交通費 | 交通費、及び宿泊費支給 |
参加学生の在籍大学 | 東京大学、東京工業大学、京都大学、北海道大学、早稲田大学、慶應義塾大学 |
課題の内容 | 各商品を生産する工場を見学し、そこで発見した課題を解決するための具体案を提示せよ |
どのような進め方で行われましたか? | 1グル―プ5~6名になるよう、予めチームを指定されていた。 チームで話し合い、工場を見学した際にどんな課題があったか、議論する時間が設けられた。(1日目) 社員は歩き回りながら、我々のワークを見守っており、質問をした際には快く答えてくれたが、積極的に介入することはなかった。 その後、2日目の発表に向けて、各チーム自由時間に集まってワークを進めた。 2日目は、会社から支給されるPCを用いて、自分たちで考えた内容をPowerPointに落とし込み。 10分発表、5分質疑応答という形式で発表した。 質疑応答の後、各チーム及び全体の好評があったものの、序列がつけられることは無かった。 |
どのような雰囲気で行われましたか? | 難関大学の理系院生ばかりであったため、ロジカルに考えることに長けているだけでなく、消費財の成分、工場の機械類に対する知識が豊富だった。 また、メーカーだけでなく、コンサルや投資銀行を中心とした他の外資系企業を視野に入れている者が多数見られた。 |
メンターの有無 | 無し |
内定は出るか | 12月に行われる最終面接への切符を手に入れることができる。 |
Ⅳ. インターンについての感想
インターンの選考ではどのようなことが重視されていたと思いますか?(200文字程度) | 筆記試験については、英語及び数学の基礎学力があるかどうかを見ていたと思う。 P&Gでは入社数年で海外オフィスを訪問する可能性が高く、その際に最低限のコミュニケーションが要求されるため、英語力が必要となる。 また、普段の仕事においてロジカルに考えることが重要なのは当然として、PSにおいては原料調達、価格の決定の際に数字を扱う必要が生じるため、数学の力が要求される。 ES及び面接については、学生生活で頑張ったことが将来のビジョンと結びついているか、また、P&Gで働くことが将来のビジョンを成し遂げる上で、どうプラスに働くのかを見ているように感じた。 |
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インターン選考対策のため、どのような準備をしましたか?(200文字程度) | 特別な準備はしてない。 しかし、筆記試験に自信がない人は、「英語→TOEICの問題」、「数学→SPIや玉手箱の問題」をやっておくと良いと思われる。 ESに関しては、文字数が非常に多いが、丁寧かつ説得力のあるものを書き上げた方が良い。 次のステップの面接において、ESの内容をかなり深く掘り下げられるからである。 面接においては、「将来何がしたいか」、「その為に学生時代何をしてきたか」、「P&Gがあなたの夢にどう関与するか、また、あなたはどうP&Gに貢献するか」の3点を矛盾なく説明する必要がある。 予めそれらの答えを考えておくと良い。 |
インターン中は、どのような学び・気づき・発見などがありましたか?(300文字程度) | P&Gは部門別採用であるため、インターン中もPS部門の社員が、我々と接触し評価することになる。 グループワーク中は基本放任主義であった。 あまり見ていないようでしっかりと学生を観察しており、時々チェックをつけていた。 業務説明のパートにおいては、PS部門の具体的な業務について、各社員が詳しく語ってくれた。 PS部門の中でも、更に業務が6つの領域に分かれており、それぞれの業務のやりがいや、求められる素養の違いを把握できたのは大きかった。 工場見学においては、製品をより速く正確に生産できるよう様々な工夫が施されている一方、それでも日々の業務において不良品が出たり事故が起こったりと、まだまだ改善余地があることを教えられた。 そして、そのような問題の解決法を考案し、日々問題の縮小化に努める社員が求められているようだ。 |
インターン中の社員さんとの交流はどうでしたか?(50文字程度) | インターン1日目の夜に、一緒にディナーを食べる機会があった。 また休み時間にも、ワークや日々の業務、プライベートなどについて話す時間はあった。 |
インターンを経て、志望度に変化はありましたか?その理由も合わせて記入してください(200文字程度) | 志望度はかなり上昇した。 以前は、PS部門のことをサプライチェーンの構築に携わる部門、としか認識していなかった。 話を聞くにつれて、M&Aや商品価格の決定、コンセプトメイキングなど、様々な業務に挑戦できる環境であることを知り、インターン後は間違くなく第一志望群の1社となった。 また社員の方々と話してみたところ、向上心が高く、一生懸命仕事に打ち込む一方、プライベートも充実させている理想的なビジネスマンが多いなと感じたことも、志望度が上がった要因の1つである。 |
インターン後、インターン仲間や社員さんとの交流はどのように続いていますか?(50文字程度) | インターン仲間とは、SNSを通じて情報交換を続けている。 神戸にて最終面接があった際には、インターン仲間全員で飲み会を開催した。 |
インターンにチャレンジする後輩へのアドバイスをお願いします。(150文字程度) | このインターンは、最終選考まで直接繋がっていることに加え、全国的から集まる優秀な学生と切磋琢磨できるという点でオススメである。 特に、ほぼ全員が理系の院生で占められていることは、外資系コンサルや銀行と比べても特徴的である。 夏季の内から、理系独自の発想力、論理的思考力について競い合いたい人には、是非ともチャレンジしてもらいたい。 |