Ⅰ. 参加したインターン先について
社名 | 野村證券 |
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部門名 | GM部門 |
選考時期 | 7月上旬~下旬 |
Ⅱ. 選考について
選考ステップ
エントリーシート → グループディスカッション → 1次面接 |
エントリーシート
質問項目 | ・応募する部門のインターンシップに参加したい理由と、それを通じて習得したいことを教えてください。(400文字以内) ・大学(院)時代に粘り強く努力し、成果をあげた経験を教えてください。(学業、課外活動、アルバイト問いません) (400文字以内) ・あなたの専攻もしくは研究内容を専門家以外にも分かるように教えてください。 (400文字以内) ・自己PRをしてください。 (200文字以内) |
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ES記入時に留意した点 | 質問項目から、スキルの高さというよりは熱意ややる気をアピールすることに重点を置くべきかと考えた。 現在の話だけでなく、将来的にどうなりたいか、という目標やビジョンについても触れた。 |
結果連絡 | 1週間ほど後に、メールで |
グループディスカッション
課されたテーマ・お題 | 東京オリンピックをいかに盛り上げるか |
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制限時間 | 1時間 |
参加した学生の人数 | 7~8人×2グループ |
進め方・与えられた資料の有無などについて教えて下さい。 | 資料なし。 自由に議論して、最後に代表者が内容を発表。 その際もう一方の班から質疑を受けるので、代表者以外も自由意思で応答する。 最初から最後まで、社員の方々が2班の回りをメモを取りながら巡回。 時間が長く人数も多いので、いかに協調性を保ちながらも、発言をして議論に貢献し続けるかが重要。 |
結果連絡 | 約1週間後、メールで |
1次面接
社員の数・役職 | 各ポジション(セールス、トレーダー、ストラクチャラー、クオンツ)5人×4回 |
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学生の数 | 6人 |
会場 | 大手町ビル |
時間 | 2時間 |
進め方について教えて下さい。 | 共通質問+各自履歴書の深掘り。 |
どのような質問をされましたか? | ・志望ポジション ・人生最大の挫折 ・なぜ野村證券か ・外資は併願しているか |
どのような雰囲気でおこなわれましたか? | 厳かな雰囲気。 インターンで配属されるプロダクト(為替、株、債券)と、ポジションが決定される面接なので、自身の行きたいところから声を掛けてもらえるようアピールするのが大事。 |
所感・印象・その他について教えて下さい。 | 長丁場なこともあり、みな自身のアピールを積極的に行うので疲労を感じやすい。 しかし面接官はその都度変わるので、最後までしっかりと頑張るべき。 また学生も多いので、印象的なエピソードやキャラ付けが大事である。 |
結果連絡 | 3日後、メールで |
Ⅲ. インターンの内容について
開催時期 | 8月 |
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実施期間 | 5日間 |
会場 | 大手町ビル |
報酬・交通費 | 交通費あり、昼食支給 |
参加学生の在籍大学 | 東大、京大、慶応大、早稲田大 |
課題の内容 | 各配属先によって異なる、多くは為替トレード提案や商品(株や仕組み債)提案など。 |
どのような進め方で行われましたか? | クライアントが想定され、そのクライアントの求めるリスクとリターンに応じた提案をするとすれば、どうすれば良いか。 また、市場にインパクトを与えずに注文をさばくためのトレードをするにはどうすればいいか、など。 3~5名ほどの学生がチームとして、同じデスクに配属される。 インターン中は配属先によって異なるが、全員での共通の金融知識講義や、各デスクでチームごとにプロダクトやポジションに特化した詳しい講義や面談がある。 それらの講義や面談を通して、課題に取り組むために必要なある程度の金融知識を身につけた後に、1日目の最後に課題が発表された。 その場で課題についての説明もメンターから受けることができる。 前提知識を身につけても尚、分からないことはその際にメンターに質問できるし、2日目以降に個人的に講義を受けた別の社員の方やメンターにその都度質問をすることも可能だった。 ここで、課題について良く理解できていることをアピールしつつも、質問を重ねて発表を深いものにすると良い。 2~4日目にもある程度作業時間は与えられ、各自自宅でやりこんでも、もちろんOK。 個人課題なので、とことん深めるのも良いと思う。 そして、最終日に2~3時間ほど最後の準備時間が与えられ、部長を含む5名ほどの前で個人発表。 発表形式は自由で、パワポを用いても口頭でもよい。 発表に順位はつかないが、各自フィードバックプラス全体フィードバックをその場にいる社員の方々数名からもらえる。 |
どのような雰囲気で行われましたか? | 課題は個人ワークなので苦労したが、学生同士で教え合ったりしても良かったので、楽しんで行えた。 社員の方々は非常に面倒見がよく、親切だった。 インターンで面接を通して、プロダクトやポジションを指定されるのは珍しいが、その分深く知識が身についた。 印象としては、参加学生が外資に比べてアグレッシブさや競争心が小さいような気がした。 中には、外資は一切受けるつもりはないという学生もいた。 最終発表も、外資のように学生数十名と社員十数名のような大規模なものではなく、和やかだった。 ただし、日系金融、特に日系証券において揺ぎ無いトップであるという意識が、社員の方々にも学生の中にも見られた。 社員の方々も外資を引き合いに出して、大差がないことをアピールしていたので、野村證券ならではの誇りを感じながらの5日間という感じだった。 やはり外資のインターンに比べると、インターン中に「評価されている」という感じはそれほど強く受けないものの、実際は後からフォローがつく学生とそうでない学生がいたなど、きっちり評価されているので、気を抜かないことが大切。 また、社員の方も「インターン中はお客さん扱い、入社後は部下として厳しく指導する」とおっしゃていた。 インターンの雰囲気がそのまま入社後の雰囲気とイコールだとは思わない方がよい。 |
メンターの有無 | 有、ただしチームに1人 |
内定は出るか | 出ない。配属先によっては、パフォーマンスが良いと本選考までフォローされる |
Ⅳ. インターンについての感想
インターンの選考ではどのようなことが重視されていたと思いますか?(200文字程度) | いずれかのプロダクトやポジションに、適性があるかどうか。 セールスであれば人当たりの良さ、ストラクチャラーであれば頭の回転の速さ、トレーダーならば頭のキレ、のようになにか特徴がなければ厳しいと感じた。 夏インターンであっても(専門知識はなくてもいいので)、自分の得意なことや好きなことを、各ポジションを少し意識して伝えることが大切。 先ほど言及したように、「なぜ外資でなく日系か」「なぜ野村證券か」、といった会社への熱意も見られていたように思う。 |
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インターン選考対策のため、どのような準備をしましたか?(200文字程度) | ネットなどで、マーケット部門が何をしているところか、および各ポジションの違いについて簡単に理解した。 選考が経済系でない場合、金融系はこの作業は必須。 専門知識は全く必要ないが、ビジネスモデルやポジションについて理解していなければ、ミーハーと思われてしまうため、上記を理解した上でなぜそれについて興味を持ったか、何をもっと知りたいかを考えていった。 さらに、なぜ野村證券か答えられるよう、日系と外資の文化の違いについて把握した。 |
インターン中は、どのような学び・気づき・発見などがありましたか?(300文字程度) | 複数部署に配属されることがあったが、部署によって別の会社かのように雰囲気や業務が違うことに驚いた。 重要なのはその課題や講義をいかに面白いかと思えることで、インターンはその相性診断だと捉えると純粋に楽しむことができた。 また、チームで他の学生がいると相対的に評価されるので、悪目立ちすることはなく、吸収力や熱意をアピールして差別化することも大切だと思った。 ただ相手を蹴落とすなどという感じは全くなく、切磋琢磨するという言葉がぴったりで、それは少し意外だった。 最後に、業務内容についての説明は、どの会社も類似しているので、その会社独自の強みや特徴を把握する機会として活用すべきだと感じた。 |
インターン中の社員さんとの交流はどうでしたか?(50文字程度) | インターン中は、常に社員の方誰かとチームメイトと共に過ごす。 5日間でかなり多くの人と話せる。 |
インターンを経て、志望度に変化はありましたか?その理由も合わせて記入してください(200文字程度) | 志望度は上がった。 社員の方々の面倒見の良さと、講義の充実度が高かったので、日系ならではの教える文化を感じたから。 また、金融というとお金だけをモチベーションにしている方が多いかと思っていたが、純粋に仕事を楽しんでいらっしゃる方が多く、いい意味で驚いた。 ただし、セールスを除いて外資に比べて女性が少ない印象だったので、女性にとってはやや男性社会と感じるかもしれない。 さらに、講義や課題を通して金融業界そのものへの志望度も上がった。 |
インターン後、インターン仲間や社員さんとの交流はどのように続いていますか?(50文字程度) | 人事の方に連絡し、社員の方と時間をとってもらえるケースがあった。 インターン仲間は、他社や本選考でも顔を合わせる。 |
インターンにチャレンジする後輩へのアドバイスをお願いします。(150文字程度) | あまり気負わず、自分らしく頑張ってください。 差別化に躍起になって、自分らしさを失って採用されても苦しいだけです。 自分の良さを強調する形で、自分に偽りなく臨んでください。 その一方で、インターンは自身の新たな一面を発見する機会にもなります。 本選考に向けてリードするというより、より多くを見るんだ、という気持ちを忘れないでください。 |