Ⅰ. 参加したインターン先について
社名 | PwCストラテジー(旧ブーズ・アンド・カンパニー) |
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部門名 | 戦略コンサルティング |
選考時期 | 6月下旬〜7月上旬 |
Ⅱ. 選考について
選考ステップ
エントリーシート → 説明会 → 筆記試験 |
エントリーシート
質問項目 | 学生時代に最も力を注いだ事について記入して下さい。(400字以内) |
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ES記入時に留意した点 | 自分が取り組んだ研究について、『取り組んだ事の概要→その具体的な内容、苦労→そこで得たもの』の順に、簡潔に書くように心がけた。 |
結果連絡 | 3~4日後にメールで通過連絡。 |
説明会
開催時期 | 7月上旬 |
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時間帯 | 土曜日の午前中に1時間 |
どのような内容でしたか? | ・会社の概要や特徴 ・コンサルタントの方の体験談紹介 |
所感・印象・その他について教えてください。 | スライドで説明を受けて、学生数人の質問に回答する説明会。 学生を見ている様子は特になかった。 |
筆記試験
形式 | 説明会終了後に、引き続いて行われる。 マークシート形式で、90分間で18問を解く。 どれも数的処理や判断推理の問題で、後半の9問は英語での出題。 |
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試験の難易度や対策の必要性について教えて下さい。 | 他企業のWebテストより、難しい。 自分は公務員試験の数的処理や判断推理の問題を使って勉強していた。 苦手な人は対策しておいた方が良いかも。 |
結果連絡 | 4日後にメールにて合格連絡。筆記試験に加えて後日グループディスカッション選考を受けた人もいるらしい、が少数派。 |
Ⅲ. インターンの内容について
開催時期 | 8月上旬 |
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実施期間 | 2日間 |
会場 | 六本木ヒルズ |
報酬・交通費 | 報酬3万円、交通費支給 |
参加学生の在籍大学 | 東大生が多い、他に一橋、京大、慶應など。 |
課題の内容 | ファストフードチェーンの国内売り上げを、5年後に1.3倍にする戦略の立案。 |
どのような進め方で行われましたか? | 初日は、まずオフィスの会議室に集合し、会社の説明を受けた。 インターンの参考となるコンサルティング成功事例、コンサルタント的なものの考え方の講義を聴く。 その後は4人ずつのチームで、4班に分かれてグループワークを行う。 グループごとに異なるファストフードチェーンに対して提案を行う。 各々のチェーンに関して、最近のニュースや決算報告などをまとめた資料が貰える。 各チーム毎に小部屋と人数分のPCが与えられ、小部屋内でホワイトボードを使って議論しながら進める。 実地調査と称して、ファストフードチェーンに休憩や食事に行く事も可能。 2班に一人、メンターの社員さんが付き、数時間毎に相談する時間が設けられ、メールではいつでも質問できる。 初日は、夜10時までオフィスに滞在可能。 2日目の夕方までに、パワーポイントの資料を提出しなければならない。 2日目の夕方に、対クライアント役員という形で、社員さんに対して会議室でプレゼンテーション。 その後、質疑応答とフィードバック。 プレゼンテーションの後に社員さんと夕食会がある。 そこでプレゼンテーションの順位も発表される。 |
どのような雰囲気で行われましたか? | グループワークは基本的には学生だけで小部屋内で行っていたので、休憩もとりつつ和気あいあいと進めていった。 しかし夜遅くなったり、〆切が近くなると若干のピリピリムードも漂う。 どの学生も頭の回転が早く、議論のスピードは早かった。 メンターの社員さんは親切で、どんな質問にも答えてくれるが、笑顔で厳しい指摘をされることもある。 最後のプレゼンテーションも和やかな雰囲気ではあった。 プレゼンテーション内容に対しては、厳しい指摘や質問も飛んでくる。 |
メンターの有無 | 2班に1人がつくが、他の社員さんと話す時間もある。 |
内定は出るか | 形式上は出ないことになっているが、一部早期選考の対象になる学生もいる。 |
Ⅳ. インターンについての感想
インターンの選考ではどのようなことが重視されていたと思いますか?(200文字程度) | エントリーシートの段階で落とされている東大の友人もいた。 エントリーシートに関しても、論理的に分かりやすく書けているかチェックされていると思う。 その後は筆記試験だけで合格の学生と、筆記試験に加えてグループディスカッションを課された学生がいた。 インターン参加者の中では、前者が多数派なので、筆記試験の出来が非常に重視されていたと感じる。 とにかく頭の良い学生を求めている印象だった。 |
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インターン選考対策のため、どのような準備をしましたか?(200文字程度) | コンサルティング会社は筆記試験が難しい、と噂で聞いていたため、自分は公務員試験の判断推理・数的処理の項目の問題集や過去問を利用して対策していた。 どの問題も、考え方のパターンのようなものが存在するので、それさえ掴んでいれば難しくないと思う。 筆記試験後半の英語に関しては、一朝一夕で対策できるものでもないと思うが、上位大学の学生であれば苦労することもないレベルだと思う。 英語さえ分かれば、他の判断推理の問題と同様に考えれば良い。 |
インターン中は、どのような学び・気づき・発見などがありましたか?(300文字程度) | このインターンを通じて、1つのストーリーを論理的に組み立てることの重要性を学んだと思う。 メンターの社員さんからも、プレゼンテーションの際には1つのストーリーを明確に伝える事が重要だと、繰り返し言われた。 クライアント企業の課題をどのような資料を用いて、どのように導き出し、そしてそれに対してどのような解決策をもって対応するのか。 1本の明確な筋道を立てて説明するように、プレゼンテーションにおいては心がけた。 実際のプレゼンテーション後の質疑応答においても、そのストーリーの途中で他の選択肢を選ばない理由や、根拠となる資料の内容について問われることがあり、ストーリーの正しさを試されていたと思う。 |
インターン中の社員さんとの交流はどうでしたか?(50文字程度) | 初日の昼食と、2日目の夕食は社員さんとの会食になるので、入社のきっかけなど様々なお話を聞く事ができた。 |
インターンを経て、志望度に変化はありましたか?その理由も合わせて記入してください(200文字程度) | インターンを経て、志望度は上がった。 仲間との議論や情報収集をしながら、提案のストーリーを論理的に組み立てて行くという作業が、自分にはとても面白かった。 また、社員さんも気さくに話して下さる方が多く、魅力的だった。 外資系コンサルティング会社というと、冷たく気取ったイメージを勝手に抱いていたが、全くそのようなことはなかった。 上の階級の方とも議論がしやすいという、外資系企業ならではのフラットな環境もとても良いと思う。 |
インターン後、インターン仲間や社員さんとの交流はどのように続いていますか?(50文字程度) | 社員さんとの交流はなく、インターン仲間とも特に交流はしていないが、他社の選考等でしばしば再会する。 |
インターンにチャレンジする後輩へのアドバイスをお願いします。(150文字程度) | 2日間という短い期間ではありますが、PC全員分貸与などの環境面や、メンターとの相談タイムなどのサポート面がとても良く整っており、議論漬けの濃密なインターンだと思います。 精神的にハードな2日間になるとは思いますが、本気で取り組んでみて、自分のコンサルタントへの適性を見極める、良い機会として活用して下さい。 |